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「和襖(わぶすま)・本襖(ほんぶすま)」と「戸襖(とぶすま)」の違いって何? 襖(ふすま)のプロが解説!


多くの方によく聞かれることのひとつに、和襖(わぶすま)・本襖(ほんぶすま)」と「戸襖(とぶすま)」の違いを教えてほしいというものがあります。ここでは、形状や構造の違いについてご紹介いたします。

 

和襖・本襖ってなに?

 

和襖(わぶすま)・本襖(ほんぶすま)は、言い方が違うだけで同じものです。金沢屋の中では、「和襖」が使われることが多いです。和襖は、和室と和室を仕切るのに使われる引き戸です。内部の構造としては、障子のような格子状のものに紙が貼られています。

襖と言われて皆さんが思い浮かべるのは、下のような写真の襖とか、ドラえもんの寝る押入れじゃないでしょうか?

 

 

 

戸襖ってなに?

 

戸襖(とぶすま)とは、一般的に和室と洋室を仕切るのに使われる引き戸です。和室側には、和襖・本襖と同様の襖紙を貼り付けてあり、洋室側はクロスや木材になっています。下の写真で言うと、左側の4枚が洋室側で、右側の1枚が和室側になります。

 

 

「和襖・本襖」と「戸襖」の違い

 

まとめると、こんな感じになります。

和襖・本襖 戸襖
使われている場所 和室と和室の間 和室と襖の間
素材 両面とも襖紙 表が襖紙、裏がクロスや木材
分厚い枠で簡単に取り外せる 平らな枠で外すことを想定されていない
重さ 中が格子状で空洞だから軽い 中が分厚い板状だから重い
引き手 丸形や正方形 出っ張っている物が多い

 

 

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