襖の張替え時期は、破れた時・黄ばんだ時だけではない?
襖の張替えを依頼される方の8割近くは、破れや黄ばみをきっかけにお問い合わせいただきます。
一方で、「3年前に張り替えたばかりでまだ綺麗だけれど、来客に備えて雰囲気を変えたい」「開け閉めが重くなってきたので点検してほしい」といった理由で、早めに張り替えるお客様もいらっしゃいます。
見た目の劣化だけが“交換サイン”ではありません。暮らしを快適にするための“前向きな張替え”という選択肢も、ぜひ知っておいてください。
見た目以外の「張替えサイン」
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開閉が重い/引っかかる
建付けや芯材の反り、レールの汚れ・摩耗で動きが悪化。紙の張力調整で改善できるケースも。 -
湿気・カビっぽいにおい
和紙は湿度を調整しますが、吸湿が限界に近づくとにおい・カビの温床に。健康面でも早めの対処を。 -
手触りのザラつき・粉落ち
表面の繊維が疲労し、微細な粉が出る状態は交換サイン。 -
日焼けムラ/色が合わない
部分的な退色や模様替え後の“なんとなく合わない”違和感。空間の統一感を取り戻す好機です。 -
音漏れ・断熱の低下
紙のコシが落ちると遮音・断熱も低下。冷暖房効率に影響します。
張替えの目安年数(目安)
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よく使う居室の襖:3〜5年
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使用頻度の低い部屋:5〜8年
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障子:2〜3年(日射・結露の影響を受けやすいため)
※住環境や使用状況で前後します。におい・動き・粉落ちなどの“サイン”が出たら年数に関わらずご相談ください。
「あえて今」張り替えるメリット
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来客・行事の前に印象アップ
年末年始や法要、七五三など。和室の清潔感は“おもてなしの第一印象”に直結します。 -
模様替え・リフォームの仕上げに
床やカーテンを替えた後、襖の柄を合わせると統一感が段違い。現代柄や防汚タイプも人気。 -
季節の不快感を軽減
吸放湿性の高い紙へ更新で、梅雨時のベタつきや冬の冷えを和らげる効果も。 -
小さな不調を“軽いうちに”解決
開閉不良や反りは放置すると建具本体の交換が必要になることも。張替えで延命できる場合があります。
張替えのタイミングのコツ
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繁忙期(11〜12月)の前に
予約が埋まりやすい時期。9〜10月のご相談がスムーズです。 -
梅雨明け〜秋口
乾燥・仕上がりの安定性が高く、反りを抑えやすい季節。 -
イベントの1〜2週間前
お届けまでの余裕を見て逆算。急ぎの場合はご相談ください(即日回収枠に空きがあれば対応可)。
紙選びのポイント(失敗しない基準)
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見た目:部屋の主役(床・壁・天井)の色に“1トーン薄め”で合わせると上品にまとまります。
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機能:防汚・強耐久・消臭・通気など、用途に合わせて。ペット・小さなお子様のいるご家庭には強度重視が安心。
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価格:毎日使う部屋は“中〜上位グレード”、客間は“中位”が満足度のバランス良。
ご依頼の流れ
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お電話・フォームでご相談(ご希望日・部屋数をお知らせください)
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ご訪問・無料点検(状態確認・建付け調整の要否をチェック)
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その場でお見積り(柄見本をご覧いただき決定)
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お預かり(回収)→ 張替え作業
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お届け・建付け微調整・仕上がり確認
※最短スケジュールや「即日回収枠」の空き状況はお問い合わせください。
よくある質問
Q. まだ見た目は綺麗ですが、替える意味はありますか?
A. 開閉の重さ・におい・粉落ち・断熱低下など、見えない不快の改善につながります。来客前の“印象づくり”にも効果的です。
Q. 一部の枚数だけ替えても大丈夫?
A. 可能です。ただし経年・色差が気になる場合は、同じ面に並ぶ枚数は同時張替えが自然に仕上がります。
Q. 張替えと建具の交換、迷っています。
A. 反りや枠の割れが大きい場合は交換が適切なことも。まずは点検で最適な方法をご提案します。
まずは無料点検から
「そろそろかな?」と思ったら、破れや黄ばみになる前でもお気軽にご相談ください。
金沢屋 愛知勝川店|0120-963-483
(お電話が苦手な方は24時間受付のフォームをご利用ください)