浸水した襖・障子は乾かして使える?張替え・新調の判断ポイント【名古屋・春日井】
※この記事は2026年9月11日時点の情報をもとに作成しています。
名古屋市・春日井市で床上浸水の被害に遭われた方から、「水に濡れた襖や障子は乾かせば使えるのか」「張替えだけで直るのか」というご相談が想定されます。
結論からお伝えすると、紙が水や泥を吸った襖・障子は、見た目が乾いてもシミ・波打ち・はがれ・においが残りやすいため、紙の張替えを検討します。ただし、下地や骨組み、木枠まで膨れたり反ったりしている場合は、張替えだけでは直らず、補修や新調が必要になることがあります。
大切なのは、濡れた紙だけで判断せず、襖の下地・縁、障子の組子、敷居や鴨居まで確認することです。今すぐ何をすればよいか、順番に整理します。

※画像はイメージです。
浸水した襖・障子で最初にすること
1.安全を確認してから近づく
停電中でも復電時に危険が生じることがあります。コンセントや電気設備が濡れている、焦げたにおいがする、床が不安定といった場合は、無理に建具を外さず、電気工事業者や住宅の専門業者へ相談してください。
2.動かす前に写真を残す
部屋全体、水跡の高さ、襖・障子の表裏、下部の変色や変形、敷居の泥を撮影します。片付けや修理の前の写真は、罹災証明書の申請や保険会社への相談で役立つ場合があります。
3.換気し、泥を落として十分に乾燥させる
安全が確認できたら窓や扉を開けて換気し、防水手袋・マスク・長袖などを着用します。厚生労働省は、浸水した家屋では汚泥を取り除き、清掃と十分な乾燥を行うことが重要と案内しています。消毒をする場合も、先に汚れを除くことが基本です。
詳しくは厚生労働省「被災した家屋での感染症対策」をご確認ください。
浸水した襖は「張替え」と「新調」を分けて判断
張替えで対応できる可能性がある状態
- 濡れや汚れが主に襖紙の表面に限られている
- 襖の下地が硬さを保ち、膨れや大きな反りがない
- 縁や引手に大きな破損がない
- 十分に乾燥させた後、開け閉めに問題がない
この場合は、古い襖紙をはがし、下地の状態を確認してから全面を張り替えられることがあります。水跡の部分だけを隠す部分補修では、色や質感の差が目立つことがあるため、全体の張替えを基本に検討します。
補修・新調を検討したい状態
- 下地が水を吸って柔らかい、膨れている
- 縁が反っている、角が開いている
- 乾燥後も強いにおい・ぬめり・カビが残る
- 建具が敷居から外れない、または動かしにくい
- 泥水や排水の逆流に触れた可能性がある
襖紙を新しくしても、内部の湿気や変形は解消できません。無理に動かすと縁や敷居を傷めるため、動かない時はそのままの状態で相談してください。
浸水した障子は紙と木枠を別々に確認
障子紙が水を吸って破れた、たるんだ、泥の跡が残った場合は、全面張替えを検討します。紙を張り替える前に、組子や外枠が乾いているか、ゆがみや割れ、接合部の緩みがないかを確認します。
木枠がしっかりしていて寸法の狂いが小さければ、障子紙の張替えで再利用できる可能性があります。一方、組子が外れている、枠が反って敷居に入らない、木部が膨れて柔らかい場合は、木部の補修や障子そのものの新調を検討します。
普通紙・強化紙・プラスチック障子紙など、紙の種類によって水濡れ後の見え方は異なります。ただし、表面が拭ける素材でも、裏側の木枠や接着部分まで濡れていれば点検が必要です。

※画像はイメージです。
浸水した襖・障子で避けたいこと
- 濡れた紙を強くこする:紙が破れ、泥汚れが広がることがあります。
- ドライヤーなどで急激に加熱する:紙や木部の縮み、反り、接着の不具合につながる場合があります。
- 動かない建具を無理に引く:縁、組子、敷居を傷めるおそれがあります。
- 不安定な場所へ立てかける:襖や障子は倒れやすいため、一人で無理に外したり運んだりしないでください。
- 湿ったまま新しい紙を張る:においや変色、はがれの原因になる可能性があります。
- 洗剤や消毒薬を混ぜる:危険なガスが発生することがあるため、製品表示と自治体の案内に従ってください。
処分・修理の前に写真と書類を保管
春日井市の罹災証明書案内では、調査前に修理や片付けをして被害箇所が分からなくなると、調査が難しくなることが案内されています。処分や張替えを急ぐ場合でも、次の資料を残しておきましょう。
- 建物の全景と部屋全体の写真
- 浸水の高さ、襖・障子の表裏が分かる写真
- 敷居・鴨居・床の汚れや変形の写真
- 処分した建具の枚数と処分前の状態
- 見積書、請求書、領収書
復旧は「部屋の乾燥→建具の点検→張替え」の順に
襖や障子だけを先にきれいにしても、床・壁・敷居に湿気や泥が残っていれば、においやカビ、建付け不良が再発することがあります。部屋全体を清掃・乾燥させた後、建具の下地と木枠を点検し、張替えか新調かを決めます。
浸水直後の安全確認や畳・家具の片付けは、「名古屋・春日井の床上浸水|畳・襖・障子の片付けと復旧で最初にすること」をご覧ください。水に浸かった畳の処分・再利用については、「浸水した畳は再利用できる?処分・新調を判断する7つのポイント」で詳しく解説しています。
春日井市・名古屋市で浸水した襖・障子にお困りなら
金沢屋 愛知勝川店では、襖紙・障子紙だけでなく、下地、縁、引手、組子、敷居との建付けまで確認し、張替えで対応できるか、補修や新調が必要かを整理します。
「まだ外せない」「何を処分してよいか分からない」という段階でも、現状が分かる写真をご用意のうえご相談ください。床下、構造、電気設備など専門的な確認が必要な場合は、関連する専門業者と連携してご案内します。
対応エリア:春日井市/名古屋市/小牧市
襖・障子・網戸・畳の張替えなら
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